妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

昨晩寝ている間に掻いた形跡が少なかった。その分早くアパートを出たのだが、やはりコンビニに寄る気にはならない。サンドイッチはもういらない。朝は何も食べたくない。お薬だけでいい。ストイックになってきた。このほうが調子がいい。僕にはストイックな生き方が似合っている。明後日には先生に会える。ようやく楽しみが見えてきた。暗闇に光が差し込んできた。先生とお揃いの楽しみ。今はその楽しみのために苦しむ。今日も無理をせずに適当にやり過ごす。楽しみはもうすぐ手の届くところまで来ている。


今日もどうにかやり過ごすことができた。今週の苦しみも明日で終わり。その向こうには楽しみが待っている。ストイックに過ごします。いつか報われる日が来なくても、僕は死ぬまでストイックに苦しんでいようと思う。それが僕だから。僕らしい生き方だから。


顔が痒い…皮がめくれている。やっぱり報われない。こういう時にクリームのロコイドは有効なのだろうか。残り少ない漢方薬でどうにか凌ぐつもりだった。痒いうちは寝る気にならない。明日のために早めに寝たいのだが。いつでも病気が邪魔をする。これではいつまで経っても死にたい気持ちはなくならない。死ぬまで死にたいと思い続けなければならない。理不尽だな。ほんと理不尽だ。


現在午前零時56分。ついに恐れていたことが現実のものとなりました。顔と頭を掻いて起きた。まだ一睡もしていない。寝る前に顔の痒みに耐えかねて、ごみ箱の上でできるだけ軽く掻いた。まだ痒みの残るうちにベッドに入った。すぐに再び顔を掻いて水が出た。そして後頭部のかさぶたが痒い感じで掻いた。弱めに掻いたので被害はかなりましだった。精神的なダメージのほうが大きい。部分的に少しヒリヒリと痛むけど。明日は本当に適当にしか仕事ができない。正直休みたい。ここまで来たら限界だと思う。客観的にも無理だと思う。だけど今週は明日だけなので、4時間寝たら仕事に行くつもり。もう一度掻いて起きてしまったら、惨状になってしまったら、生き地獄になってしまったら、そのときは諦めるしかない。このまま朝まで起きないように、なるべく掻かないように、祈るような気持ちで寝ようと思います。おやすみなさい…さようなら。