妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

中途覚醒。だけど寝ている間に掻いた形跡は少なかった。顔を少し掻いた。クリームのロコイドもやはり必要最低限にしたほうがよさそうだ。漢方薬を再開してから、調子は落ち着いてきた気がしている。僕はよくやっている。先生が認めてくれる。誉めてくれる。自信を持っていい。


あと二日か…僕は病気持ち。開き直ったら楽になった。復帰しても尚リハビリなんだ。誰も期待なんかしていない。最低限の役割を果たすことができれば十分だ。僕は誰からも必要とされない。いなくていいひと。だけど僕には居場所がちゃんとある。だから平気。僕の存在が許される、僕の存在を認めてもらえる、そんな場所があるんだ。気楽に。なるべく、できるだけ、それなりに。適当に生きているだけでいい。僕はまだ死んでない。小さな幸せまであと少し。


先生に対する感情が変わりつつある気がしています。よいほうに変わるのか、それとも悪いほうに変わるのか。とは言え先生という存在が僕にとって大きなものであることは変わらない。医師不信であり、その前に人間不信である僕が、こんなにひとを信じることができたのは生まれて初めてのことだと思う。おそらく最初で最後だろう。やっぱり今でも先生は僕の唯一の理解者であり、心の支えなのだと思わずにはいられないのです。