妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

寝ている間に掻いた記憶はないのだが、頬を掻いて凝固した浸出液が黄色く付着している。生き地獄にならなかったからいいか。朝まで起きずに眠れたら、こうして仕事に行くこともできる。いつになったらアトピーの調子が落ち着くのか。再開した漢方の効果は未だ実感できない。明日からの楽しみに向けて、どうにか今日を乗り切ろうと思う。


僕はよくやっている。先生が認めてくれる。誉めてくれる。僕の居場所。理解者。心の支え。僕はよくやっている。あと4時間。すべては明日からの楽しみのために。


ストイックに。明日から、いや今からお休み。苦しみから解放されたんだ。首が痒い。アトピーの苦しみは仕方ない。調子が悪いから。僕はよくやっている。先生に認めて欲しくて、先生に誉められたくて、それで僕は無理をしているのかも知れない。逃げてばかりいたら先生に見捨てられてしまう。先生に嫌われたくない。僕のなかに先生という存在がないと生きていけない。やはり僕は先生が必要なんだと思う。


明日からお休み。でも夜更かしする気にも、コーヒーを飲む気にもならない。今日も痒い。痒みは気力を奪う。毎日痒みに耐えなければならない。昼は仕事の苦しみ。夜はアトピーの苦しみ。死にたい気持ちが具体化しつつある。死にたくなるのも当然だと思う。眠いから寝る。疲れているんだ。掻いてしまっても仕方ない。生き地獄でなければそれでいい。おやすみ。


現在午前2時55分。生き地獄になりました…寝てから一時間で起きて掃除に一時間かかった。頭を掻いて起きてしまった。予兆はあった。頭が痒かった。汁が出ている感じがする。ヒリヒリと痛む。何とも言えない気持ちの悪さに吐き気がする。そろそろ限界かも知れない。やはり起きてしまうくらいの痒みで掻いた時は、朝まで起きなかった時と比べて残骸の量がまったく違う。朝まで起きなくても寝ている間に掻いている。起きるか起きないかは痒みの強さの差なのだと思う。痒みが強ければそれだけひどく掻いてしまう。起きてしまうということは、単なる偶然ではなく悪化しているということ。死にたい。できるとこまでやるということで始めた。ここがそのできるとこなんじゃないのか。ここまででもう終わりにしていいんじゃないか。死にたい。