妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

嫌な夢を見た。最悪だ。どうにか朝まで二度目に起きることはなかった。無気力な無感情。もう何も感じない。絶望。寒い。心が冷たい。死にたい。胃が痛む。早く死にたい。朝の準備に時間がかかった。こういうことがあるから早めに起きているんだ。眠い。睡眠が足りない。


いつものカフェでいつものひとりランチ。これだけでお腹が一杯になった。バスの中ではずっと寝ていた。どうにか乗り過ごさずに無事に降りた。気持ちはどん底だった。うたた寝しても悪い夢ばかり見た。だけどいつものカフェに来て、馴染みの店員さんと言葉を交わしたら心が軽くなった。ここは僕の居場所。安心できる。僕が僕のままでいられる。僕という存在が許される。やはり癒されるのは『もの』でなく『ひと』なんだ。まだもう少しだけがんばってみようかという気になってきている。僕はまだ死なない。僕という存在を認めてくれる居場所がある限り。僕の居場所は現実の世界にある。脳内世界でなくネットの世界でなく、実際生きている世界にあるんだ。だから僕は生きていける。きっと生きていけるはず。


休みの日に仕事のことを考えるなんてバカらしい。頭に浮かんだらさっさと消すんだ。無理にでも楽しいことを考える。すべては自分の脳内で起きている。自分の心をうまく制御する。気持ちの上がるきっかけはある。少ないけれど確かにある。ストイックに生きる。僕は病気持ちのエリートなんだ。


先生からの依頼を文書にまとめる気力がない。何もしたくない。何もできない。