妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

昨晩ひげを短くするのに一時間かかって体を冷やした。そのせいか一度目が覚めてしまった。だけど寝ている間に掻いた形跡は少なかった。
アパートでひとりお茶をしているのだが、あまり楽しくない。コーヒーはまずい。ウーロン茶もまずい。いつものカフェで買ったパンはおいしいけれど、飲み物がおいしくないから楽しさが半減してしまう。チョコはおいしい。新商品が出るとついつい試してみたくなる。食べ過ぎは厳禁なのでストイックにひとつだけ。アーモンドとヘーゼルナッツとオレンジピールが入っていて、周りにココアパウダーがまぶしてある。昨日買うときに、ちょうど店員さんたちのあいだでおいしいと話題になったとこだと聞いた。確かにこれはおいしい。ひとつなら全然平気。3個入りだからあと二日楽しめる。飲み物は紅茶か緑茶か。ティーバッグでも楽しめるものはあるだろうか。緑茶はペットボトルでいいけど。ひとりお茶はカフェでないと楽しめないな。いつものカフェじゃないと駄目だね。なるべく、できるだけ、それなりに楽しめたらいいや。


ウーロン茶は久しぶりだった。以前はいつも飲んでいた。実家ではルイボスティー。アパートでは余裕がないから、ティーバッグかペットボトルに限られる。掃除をして今二杯目のウーロン茶を飲んでいる。さっきよりまずくない感じ。慣れたら平気かも。意識してストイックに過ごす。もう少ししたら早めの夕食にしよう。僕はよくやっている。今週は先生に会える。先生に誉められたくて僕はがんばる。


腹八分目を意識する。エピというフランスの惣菜パンを初めて食べてみたのだが、なかなか思ったより楽しめた。スープは飽きた。ウーロン茶をたくさん飲んでいる。食欲を抑えるために飲み物でお腹を満たす。やはりペットボトルは緑茶か爽健美茶か。ここ数年で味覚も変わっているはず。体重は48kgまで増えている。僕としてはベストな重さ。だけどこれ以上は増えないようにしたい。おそらく増えないとも思う。過食さえしなければバランスのよい身体になるはず。筋トレとストレッチもより積極的にやっていくつもりだ。筋力が付けば自信になる。ストイックに生きていく。僕は修行中の道士。僕には居場所がある。今はとりあえずこの道を歩いている。本当は自分に合った生き方をしていきたい。落ち着いてきたら、そちらの道も少しずつ準備していけたらと思っている。


ストイックに過ごしたって、痒くて痛くて死にたくなる。何にも報われない。居場所がなくなれば終わりにしたいと思う。手のひび割れがひどい。首と顔が痒い。痒みは気力を奪います。気持ちは落ちている。精神的な苦痛はどうにかなっても、肉体的な苦痛はどうにもならない。痒いものは痒いし、痛いものは痛い。物理的な苦痛はどうすることもできない。ただ耐えるしか方法がない。確かにもっとひどくて苦しんでいる人もいるだろう。だけど苦しんでいない人達のほうが圧倒的に多い。外に出たら分かる。社会に出たら、仕事をしたら、自分が周りとは違うことに気付かされる。痛感する。どうしてこんなに苦しまなければいけないのか。いい加減に何かが切れそうだ。


すべてはバランス。


冷たい水で顔を洗った。痒みが麻痺するように、何度も何度も冷水を顔に浴びせた。これが今の僕にできる最善の策。痒みにはムヒが効くという。一度試してみようか知らん。昔はアイスノンで冷やした。少し前は氷のうで冷やした。だけど一時的に落ち着くだけで、再び温まってくると痒みも再発して結局掻いてしまう。あれだけ冷たい思いをしても無意味だった。冷水なら簡単だし、それで掻いてしまっても諦めがつく。首から上はきつい。精神的な負担が大きい。本来仕事なんてできる状態にない。復帰してよかったのか今はまだ分からない。ただ苦痛が増しただけのような気もするから。仕事を辞めて路頭に迷ったら死んでしまえばいいと思う。もう死んでも構わない。生きることがこんなに苦しいのなら、苦しみから解放されるために死んでしまいたい。いくら居場所があっても限界がある。いつかは必ずそのときが来る。もうすぐそこまで来ているような気がしています。


痒みが落ち着くまでは眠れない。生き地獄になったら元も子もない。本当はもう眠いから寝たい。何だこの残酷な病気は。こんな病気とうまく付き合っていくなんてできるはずがない。無責任なことを平気で言うんじゃねーよ!どうせ他人事。病気なんて実際になってみなけりゃ分からない。誰か助けて。こんなにがんばっているんだ。先生助けてよ。誉めてよ。ストイックに過ごして作った時間は、ただ痒みに耐えるためだったのか。楽しみのための大切な時間は苦しみの時間になってしまった。やってらんない。明日は早退しても許される。


現在午前2時56分。頭を掻いて起きました。記憶にないけど眉毛付近を先に掻いたようです。ここは寝る前に痒かったとこ。頭を掻いた割には被害は少なかった。不幸中の幸いと言ったところか。寝る前に冷水で顔を洗って一時間様子を見た。一応治まったので漢方薬を飲んで寝た。起きたのは午前2時前。完全に眠りに落ちていた。無意識の間の出来事。どうすることもできない。あと2時間ちょっとで起きて仕事に行かなければいけない。酷だね…泣きたい。早退しようか迷う。とりあえず寝る。負けてらんない。けど死にたいくらい苦しくてたまらない。限界が近い。