妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

気持ちは落ちている。アパートに戻るのが嫌だった。紅茶とチョコと小さなパンでひとりお茶。お気に入りのビンテージのカップとソーサーを使う。少し心が楽になる。今は本当に限界に近い極めて危険な状態。綱渡りの日々。いつ綱が切れてもおかしくない。薄氷を歩く毎日。いつ氷が割れてもおかしくない。無理をしたら休む。休んだらまた無理をする。小さな幸せでも癒される。自分の心を客観視して、うまくコントロールする。なるべく、できるだけ、それなりに。すべてはそのくらいで許される。完璧を求めるのは自分を追い詰めるだけ。少しだけ変えていく。それが報われるかどうかは分からない。だけど何かを変えなければ、この苦しみから抜け出すことはできないと思う。ストイックに生きる自分に酔うのもいい。すべては思い込みでできている。楽しい勘違い。すべては自分の脳内で起きている。僕には居場所がある。そのために生きている。


自暴自棄なヤケクソな感じでどこまで行けるか。実際そうでないと駄目らしい。戦略的に生きていくことは現実的ではないのか。頭を使って賢くという方法は机上の空論に過ぎないのか。結局は死にたくなるほどの無理を重ね続けなければならない。世の中は厳しいからね。病気持ちが生きていくには過酷な世界だよ。前向きな開き直り。諦めと妥協。どうせ死ぬんだからどうでもいい。


ストイックに過ごして早い時間に眠る準備が整った。幸い痒みもほとんどない。たぶん寝る前の時間を楽しむことができるだろう。食事は何を食べるかよりも、どれだけ食べるかのほうが大事なのではないだろうか。小食を心がける。と言っても食欲自体がなくなってきている。食に関しては、いつものカフェのいつものひとりランチだけで満たされる。他は最低限でよい。体重も予想通り減ってきている。ただでさえ我慢することが多いのに、これ以上我慢しなければいけない理由などありはしない。最大の敵はストレス。基本的に原因不明なのだから、何をしても徒労に終わる可能性は高い。しかし何かをしなければ変わらない可能性も高い。難しい病気。


カブのイサキ最終巻読了。…うーん。感想は難しいな。何だか唐突に終わってしまった。何が何だか分からないうちに強制終了させられてしまった感じ。これはやはり打ち切りだよなー。無理矢理強引に終わらせたとしか思えない。構想はちゃんとあったんだろうな。ラストだけはもう決まっていて、そこは描いて完結したと。本当はそこにたどり着くまでに色んな伏線とかエピソードとかあったはずなんだよね、きっと。過程を描けないまま結果だけ見せられても納得いかないよなー。後味悪すぎ。せっかくいい漫画なのに本当にもったいない。ヨコハマは最後まで楽しめた。連載はやはり厳しい世界なのかな。これではどう考えても消化不良だよ。はぁ…もったいないなぁ…結局何だったんだ。ラストシーンが陳腐な印象になってしまっている。うー…無責任に投げ出した形になったのは、芦奈野さんのせいではないと信じています。ヨコハマを読み返して口直しするしかないかな。