妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

うまくいった。ちょっと余裕がないけど間に合う。お腹はすかせておく。いつものカフェのひとりランチをより楽しむため。えびたまとラテダブル。僕の定番。エクレアも追加するつもり。たぶんあと二回しか食べられないから。気持ちは落ち着いている。充実したよい気分だ。天気もいいし。今の自分に自信を持っている。楽しもう。僕の居場所に向かっている。


クリニック→いつものカフェ→服屋→タリーズ。今週は一日しか休みがないので(日曜は休みと思っていない)、ちょっち強行スケジュールになった。クリニックでは先生とお話しして、無理しているのを認めてもらえて癒された。いつものカフェでは束の間の貸し切り状態で、いつもよりたくさん店員さんたちと言葉を交わせて癒された。服屋では目的の麻のストールを買うことができた。春物のアウターを買おうか迷う。来週まで残っていたら試着したいと思う。気持ちは上がっている。上がったらその分必ず下がるものなので、上がり過ぎないように調整して気持ちを抑える。テンションはやや低めでちょうどいい。疲れてはいるけど嫌な疲れではない。心は満たされている。ちょっとくらい調子に乗ってもいい。たまにはね。僕みたいなのは特に。ひとりは慣れた。でも最近誰かと遊びたい気持ちが強くなっている。気持ちに余裕が出てきた証拠だろうか。悪くない。まだ休みの時間は終わっていない。まだ楽しめる。


先生は自分の存在価値を感じると言った。そのことは逆に僕の存在価値につながる。つまり僕が先生を必要とすることで、先生が存在価値を得る。先生が存在価値を得る原因が僕にあるのなら、僕はそれを自分の存在価値とすることができる。お互いの存在によって、お互いが自分の存在価値を得る。先生と僕は『共存関係』にあると言っても過言ではないのかも知れない。互いに必要とし合える理想の関係。これは言い過ぎかな。しばらく先生と会えない。その間はいつものカフェだけが僕の居場所。居場所はひとつじゃない。ふたつあってよかった。楽しみがあるから苦しみに耐えることができる。居場所があるから生きていける。僕が僕のままでいられる大切な居場所。


もうちょっち交遊関係を広げたい。それは自分の世界を広げるということ。そう思える余裕が出てきたのかも知れない。