妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

まだ寒いな…もうすぐ5月だと言うのに冬のアウター。先週は雪が降ったし。今日からGW。人が多いのは好きじゃない。いつものカフェに向かう。自分の居場所なら楽しめる。


いつものカフェでいつものひとりランチ。グアテマラのコーヒー豆の味が深みを増しているような気がした。店内は寒いくらい冷えている。日差しが届かない場所はまだ寒く感じる。席が増えていてお気に入りの席の居心地が悪くなってしまった。変化に付いていけない。変わりたくないもの。変わりたいもの。気力と余裕がないと変われない。僕は変わりたくない。病気のことは変わりたい。僕自身は今のままがいいと思う。


いつものカフェに長居している。店内は意外と落ち着いている。もっと混んでいて、空気が汚れているかと思っていた。店員さんたちとたくさん言葉を交わして癒される。これもタイミング。忙しいと叶わない。偶然の産物。眠い。このまま永遠に眠り続けたい。


こんなに遅い時間まで居るのは初めてだ。梶井を読んで現実と空想の区別が付かなくなってきた。今僕は何をしているのだ。何処にいるのだ。僕は誰?何故こうしている?疲れている。疲れ切っている。それだけは判る。それは事実だと知っている。


頭が鈍く痛む。疲れていたんだ。憂鬱な気持ちが頭をもたげる。今の僕には楽しみのための気力さえないのだ。バランス。バランスを欠いては駄目なんだ。すべてが嫌になる危険性を孕む。いつも通りが安全で安心。僕は虚弱な病気持ち。できることは限られている。


無謀なんだ。今の僕にはできない。できないことよりできることを考えよう。できなかったことよりできたことを考えよう。後悔はしてない。ただ疲れた。疲れるということを知った。無理だということが分かった。それでいいじゃないか。しかし外は寒い。本当に春は来ているのか。


どうせ死ぬからどうでもいい。これさえあれば生きていける。いつか死ぬからこそ、今を生きることができる。