妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

三度寝をして20分寝坊した。だけどストイックに朝の準備をしたら時間が余ってしまった。昨晩の生き地獄と、朝目覚めたときの顔を掻いたヒリヒリした痛み。本当に報われない。気持ちは落ちている。半ばヤケクソ気味で、自暴自棄な感じ。こんな質の悪い睡眠で疲れが取れるはずがない。疲れは蓄積されていく。今日は先生に会える。少しでも心が癒されたらいいと思う。


ずっと無理をして生き続けている。僕はよくやってるよ。先生が認めてくれる。誉めてくれる。ひとりでもそういう存在がある限り、僕はこの先もがんばっていけるのだろうか。僕の存在が許される、僕が僕のままでいられる、そんな僕の居場所があればどうにかやっていけるのかな。外は暑い。気持ちの上がるきっかけを見つけたいと思います。


ガーネットクロウのラストアルバムも、何度か聴いているうちに楽しめるようになってきた。別に最後とかいう感傷はない。普通に良盤と言える。決して名盤ではないが。GIZAは総じてアレンジがよくないように思う。うるさいというか。もっとシンプルな感じが好きなんだけどな。そういう意味ではインディーズ盤が一番好きかも知れない。


少し手間取ったけど、うまくいった。ドトールはやめておく。いつものカフェで、いつものひとりランチをより楽しむため。いつものカフェ→クリニックだと、先生との約束に遅れてしまうかも知れない。少し遅れたとしても先生ならきっと許してくれるだろう。僕と先生のあいだには心の壁がないのだから。


今日はついてないのかな…まあ、いいやと気持ちを切り替えよう。どうせ死ぬからどうでもいい。パンが残っていればいいなー。最初から少ないときだってあるから、無理をしても無駄足になる可能性も高い。僕の居場所だから、きっと僕に味方してくれるはず。今は先生と一緒の空間を楽しもう。


クリニック→いつものカフェ。パンはそこそこ残っていた。まあいいかと思えるのは、先生とお話したお陰。最初は気持ちが落ちていた。昨日の夜、先生に話そうと思ったことが、話しても意味がないと話す気になれなくなっていた。先生からテーマをふってくれた。まるで精神科医同士みたいな会話を交わした。徐々に気持ちが上がってきて、お話が終わる頃、いつの間にか心が軽くなっているのに気が付いた。やはり先生は特別な存在。気持ちを共有できる唯一のひと。漢方の薬は元に戻した。嫌な感じがするものは避ける。
いつものカフェでいつものひとりランチ。海老と卵のサンドイッチのランチセットとラテとエクレア。まだ朝から何も食べていなかったのに、これだけでもうお腹が満たされた。店員さんたちと言葉を交わして心も満たされる。ここは僕の居場所。もう少ししたら帰ろう。まだ休みは終わらない。明日まで楽しめたらいい。


僕には先生がいる。僕はひとりじゃない。先生に会えたから、今の僕がいる。適度な距離感。バランスのよい関係。僕には居場所がある。まだ死にたくない。そんな気がしています。


ヒゲを短くしながら半分寝ていた。手をかなり掻いてしまった。おかげでいつもより30分余計に時間がかかった。また手にひび割れができそう。明日は早く起きる。5時間の睡眠。おやすみなさい。先生と夢の中で会いたいと思います。