妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡1.5。


日差しがないと家の中も寒い。鬱がひどくてうまく歩けない。階段は手すりをつかまらないといけない。体のあらゆる部分が拒否反応を示している。というか脳が拒否している訳だから当然のことだ。


全部僕のせい。僕が荷物を持たなかったから。僕が自立できないから。僕が病気持ちだから。僕が生きているから。僕がさっさと自殺しないから。もうこの生活に限界を感じ始めている。あえてデパスは飲まない。即効性を求める場面では役に立つけれど、今はそういうのではないから。もっと深くて重い状態だと思うから。明日からまた苦しみを重ねる。先生に会うためだと言い聞かせる。


もう疲れちゃったな…病気を抱えたままで仕事をして生きていくなんて、最初から無謀なことだったんだ。そこまでして生きたくない。早く死にたい。世の中は冷たい。こんな場所に居たくない。死んだように生きるなら、実際死んだほうがましだ。眠ることさえ許されない。永遠の眠りにつくまで苦しみ続ける。過酷だね。


泣きたい気持ち。みんな分かってるのかな?僕はもう限界なんだよ?僕はそんなに強くない。とりあえず先生に会うまでは死ぬ訳にはいかない。明日は1/4。明日はいつも通りではないけど、適当にやり過ごすしかない。いつも通りでないのはきつい。不安感。いつもより余計に疲れる。明日が終わって、またたいしたことないと思えるだろうか。客観的に見ても今の状態は深刻だと思う。極めて危険な状態と言える。休みを入れないといけない。今は無理をすべきときではない。長期的なスパンで考える必要がある。自分の身は自分で守る。


すごく胸が苦しい。胃が締め付けられる思いがする。ちょっとこれは本当に駄目かも知れない。久しぶりに首を振っている。ハプニングがあったからいけなかった。心が激しく乱れた。先生、助けて。僕には先生がいる。僕はひとりじゃない。過呼吸気味になってきている。すべて悪いほうにしか考えられない。好きな音楽すら鬱陶しい。でも何か音がないと寂しくてたまらない。テレビもネットもない部屋。孤独感に苛まれる。心が壊れていく。


とりあえずデパスを2錠。お茶と一緒に流し込む。落ち着かない。これほどの症状はいつ以来だろう。一応はある程度安定していたのかも知れないと気付く。昨日の疲れと今日の出来事が重なってしまった。それは今の僕には対処できない。一つずつならよかったけど、二つは無理だったんだ。心が落ち着くまでは休んでいよう。焦ることはない。掃除だってちゃんとできた。大丈夫だよ、きっと。


先生のことを想って涙が出た。先生だけはわかってくれる。唯一の理解者。今でも僕の心の支え。先生に会いたい。先生とお話したい。どんな薬も敵わない。先生もがんばっていると思えば、僕もまだがんばれそうな気がする。無心になってストイックに家事をこなそう。そしたら休む。重い身体を動かさなければ何も始まらない。僕はまだ死んでない。死にたくない。


ストイックに過ごした。時間はかかったけれど、あんなにひどい鬱状態であったことを考えればよくやったと思う。本当にがんばったと自分を誉めてあげたいくらい。ようやく気持ちは落ち着いたようだ。落ちてはいるが最悪な状態から脱することはできた。眠気もやって来たので早めに寝ます。おやすみなさい。