妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。


僕は病気持ちのエリート。本当によくやっている。先生が誉めてくれる。認めてくれる。先生とお揃いでストイックに生きていく。


昼間寝ても掻かないのは何故?夜は掻いてしまうのに。


僕はよくやっている。自信を持っていいんだ。病気持ちのエリートという思い込み。


ここに残る理由がまた一つなくなった。明日は1/3。まだ大丈夫。その日一日を重ねるだけ。今週は忙しくない。適当にやり過ごせばいい。


いつも飲んでいる自販機のお茶が売り切れだったので、仕方なくブラックのコーヒーを買った。一時期はまっていたものだ。おいしくない。帰るときにはお茶が補充されていた。明日はお茶にしよう。もう温かいお茶が出ている。季節の変わり目。もう少しの辛抱だ。僕は新しく始めたいと思う。


カロリーメイトも飽きてきたな。先生とお揃いなのはいいけど、なんかアトピーによくない気もする。でも朝は何か食べたほうがいいのだろうか。


はぁ…どうしたらいいのか。病気がよくなればいいのに。そしたら何も考えなくて済むのに。今夜も貧しい夕食。平日はつまらない食事。休みの日に楽しむから平気。居場所があるからがんばれる。逃げ場があるから生きていける。


それなりに挽回した。早く始めないと遅くなる。身体も顔も痒い。久しぶりに缶コーヒーを飲んだせいだと思わずにはいられない。偶然だと知っていても、それのせいにしたくなる。もう絶対に缶コーヒーは飲まない。極端な考え方しかできない。気持ちは落ちている。痒みのせいで気力を失っている。また明日も無理をする。出口のない日々。