妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡1


もう頭がおかしくなってきている。楽しいことは。癒されるのは。無駄はしない。欲求。死にたい。


何もいらない。拒食症になって死んでしまいたい。


食料はトマトだけを買う。カロリーメイトもベビーリーフもやめた。明日からつまらない食事。つまらない日々が始まる。


日差しが強い。部屋の中が暑いので窓を開けている。アパートに戻るのがたまらなく嫌だ。発狂寸前だった。毎週同じことを繰り返している。いつも同じ気持ちになる。少し休んだら掃除をしなければならない。あくまでストイックに過ごすしかない。それは仕方のないこと。


ストイックに掃除を済ませた。疲れた…日が落ちると途端に部屋の中が暗くなる。窓は閉めた。気持ちは落ちたままで安定している。不安定よりまし。無理をしたから休む。家からビスコッティを持ってきたらよかった。平日はお菓子の類いは口にしない。カロリーメイトさえもうやめた。食事制限が無意味かどうかなんてどうでもいい。悪そうだと思えば食べる気にならない。ただそれだけ。そのせいで拒食気味になってしまった。それでも休みの日はおいしいものを食べたいと思えるから、深刻な状態に陥ることはないだろう。お腹はすくけど食欲がない。あらゆる欲求が減退しているのだから、これも仕方のないことだと前向きに諦めるしかない。


明日は1/5。今できるとこまで。今のことだけを考えて、それをただ積み重ねる。同じことの繰り返し。僕は変わりたい。新しく始めたい。自立するために。これからも生きていくために。


今週は先生に会えるのか。それならそれを支えにがんばれる。居場所があるから生きていける。


病気持ちのプライド。


やはり現実と向き合い過ぎてはいけない。現実逃避は必要不可欠なんだ。逃げながら闘う。頭を使って賢く生きる。処世術。


今の心は弱っている。ひたすら癒しを求めよう。何故こんな時に怪奇趣味に手を出してしまったのか。癒しさえあれば。今楽しめるものを楽しむ。


何だかやけに暑いな…と思って窓を開けたら風が冷たいし。やっぱり窓は閉めるしかないか。一日中Mazzy starの新譜を流している。ホープの声は唯一無二。天使と言うより小悪魔。


ストイックに過ごして時間が余った。漫画を読んでから眠ろう。ホラー漫画を読んでしまって後悔している。絵は記憶に残りやすい。それを消すために癒しの漫画を読む。怪奇小説ならまだいい。絵は駄目だ。はぁ…そんなの楽しむ余裕ないんだ。癒しがあればそれだけでいい。


絵だけを楽しむなんて難しいな…ストーリーや台詞を無視して絵だけなんて無理だわ。しかも時間が遅くなってしまった。何やってんだオレは…まだ眠気がやって来ない。でももう寝なきゃ。おやすみなさい。楽しめたかどうかはともかく、少なくとも現実逃避はできたからいいや。現実なんてどうでもいい。