妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡3。二度寝を繰り返して遅く起きた。昨日疲れ過ぎたから仕方ない。もうすぐ先生に会える。すべては自分の脳内で起きている。楽しい気持ちでいよう。


楽しみがあるから耐えられるのか。そうだよね。休みの日のために平日がある。これを意識するしかない。いつものカフェでパンとブランケットを買って、クリニックで先生とお話して、再びいつものカフェでひとりランチ。心配していたお腹の調子は大丈夫そうなので、普通に楽しむことにした。店内はやや混んでいる。だけどさっき先生とたくさんお話できたので気にならない。気持ちが上がっている。


先生とお話しているときは別の世界、異空間にいるみたい。くだらない俗世間から逃れて、何処か高いところから見下ろしているようなイメージ。世の中を客観的に見て、ふたりで批評している感じ。悪い意味でなく、人間とは何か、生きるとは何か、幸せとは何か、あるいは死ぬこと等々…といった哲学的な議論を交わす。世の中を俯瞰して嘲笑するのでなく、あくまで苦しんでいる仲間たちを助けたいという気持ち。それは自分たちのためでもある。不思議な時間。特別な時間。


つまりは悟りを開くということか。まだまだ修行中の身。精進あるのみ。悪いほうに思い込むことができるのなら、よいほうにも思い込むことができるはず。すべては自分の脳内で起きている。悲観的になるのも楽観的になるのもベクトルの違いに過ぎない。思い込みによって、生きることが苦しくも楽しくもなる。自分のことならば、自分に都合のよい考え方をして許される。論理は破綻していても構わない。自分のなかで辻褄が合っていればよい。


どうやっても一時間かかる。だけど早く始めたから7時間眠れる。おやすみなさい。二度寝は禁止。先生とお話した、あの空間を思い出しながら眠ります。