妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。


ミニうどんはいらない。ワカメが入っていなかった。ついてない。こんな些細な理由でやめられる。iPhoneを部屋の中で落として粉まみれ。幸い壊れることはなかった。と言うか傷すら見当たらない。今度家に帰ったら、皮のケースが届いているはず。アーモンドチョコを買って、二粒だけ食べて捨てた。アトピーが悪化するのが怖い。少しずつ食べるなんて器用なことはできない。そもそもこんな気を使って食べてもおいしくない。もういらない。コンビニに寄ったけど、何も買わずに店を出た。平日はつまらない。休みの日においしいものを食べるため。病気だから仕方ない。明日は1/3。やる気はゼロ。適当にやり過ごす。


泣きたい気持ち。がんばっても何も報われない。それでも先生は誉めてくれる。とりあえずお皿を洗おうか。僕はよくやっている。病気持ちなのに、本当によくやっている。


僕は病気持ちのエリート。死ぬまで勘違いしていられたらいいのに。


心が弱っているときとか、自信をなくしているときは、少しくらい天狗になってもいいと思う。調子に乗ってるくらいでちょうどいい。


健康な人達に負けたくないという、病気持ちのプライドはもうなくした。勝負にならないし、そもそも勝ち負けを考えること自体ナンセンスだ。自分のことだけ考えて、他人のことはどうでもよい。アトピーの調子が悪い。頭のかさぶた。手首のひび割れ。頬の汁。つらくて苦しくてたまらなく不快だ。こんなでも仕事に行っている。社会の中で生きている。意味があるとは思わない。また明日も無理をする。おやすみ。僕は何のために生まれてきたのか。何のために生きているのか。死にたい気持ち。おやすみなさい。


形跡3。寒い…一度目が覚めた。