妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。


久しぶりにアラームで目が覚めた。だけど夢見は悪かった。質のよい睡眠なんて望むべくもない。病気だから仕方ない。今日は休みの日。それなりに楽しみたい。


駄目だった。空いてなかった。我慢するしかない。不便な身体。ドトールで何か買おうかとも思ったけど、すぐに思い直した。空腹でいたほうが楽しめる。


いつものカフェでいつものひとりランチ。パンを買い過ぎないように。揃っていると逆に迷ってよくない。最低限。休みの日でもストイックな姿勢は崩さない。必要な分だけ。余計なものはいらない。


ラスクは左道だからやめた。クッキーは食べ過ぎるからやめた。メレンゲは高いからやめた。パンもできるだけ最低限にした。団体客が多かったけど、それなりに楽しめた。早めに帰って、ゆっくり休みたい。まだ休みの時間。


「最低限」これからはこれがテーマ。


どうしても一時間かかる。寒い…身体が冷え切ってしまう。風邪を引かないほうがおかしい。不便な身体。明日は早く起きて、いつものカフェで買ったパンを食べて満たされたい。おやすみなさい。