妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。早く起きた。今日から普通の休みだと思うことにしよう。いつもの土曜日。いつものカフェでいつものひとりランチ。いつも通り楽しむだけ。


久しぶりに電車で街に向かう。観光客で満員だ。ひゃお。まだいつものカフェも混んでいるかも。だけど今日はいつもの土曜日。あ、今嫌な思いをした。親切を仇で返された。他人のことはどうでもいい。周りに気を使えない愚かな人間。今日は楽しむんだ。まだ胃の辺りに違和感が残る。まだ少し痛いような気がする。いつものひとりランチで大丈夫だろうか。ケーキは追加しないほうがいいかな。昨日の夕食と今日の朝食は問題なかった。この胃の痛みは何なのだろう。ストレスかな…ストレスだな、きっと。


いつものカフェでいつものひとりランチ。シュークリームを追加。胃の痛みはなくなっている。しかし油断は禁物か。早めに帰ろうか寄り道しようか迷う。無理はしないほうがいいと思う。やはり早めに帰ろう。はしごラテは胃の調子がよいときにしよう。来週は先生に会える。家に帰って先生とお話する準備をしよう。


パンを買い過ぎたかな…クロワッサンと小さなパンだけでいい。久しぶりだったから、ついつい手を出してしまった。まあ家族で分ければ多くはないか。自分以外のことを考える余裕がある証拠とも言える。がんばっているからお金はあるんだ。自分にごほうびをあげたい。ソニーのイヤホンが気になっている。
いつものカフェで馴染みの店員さんたちと新年の挨拶を交わした。この僕の居場所がなかったら、ここまで無理をしてがんばることはできなかった。今年も変わらずたいせつな場所。滞在時間一時間でも癒される。居場所があるというのは恵まれている。行くところがあるから外に出る。一日中家に引きこもっていても満たされない。気持ちの上がるきっかけは外にしかない。下がるリスクもあるけど、上がるチャンスを優先したい。もう気持ちは切り替わった。僕は病気持ちのエリート。まだ死なない。まだ死んでない。


苦しんでいるひとたちのためになりたい。先生の役に立ちたい。僕のあるべき姿。僕にしかできない、僕だからこそできること。『メールカウンセラー』の需要はあるだろうか。ボランティアという言葉は嫌い。お金の発生しないお仕事。依頼。ライフワーク。