妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡3。悪夢をみた。


道路の端に積もった雪を思い切り蹴飛ばした。二度蹴飛ばした。破壊衝動。抑えきれない。もう限界なんてとうに超えている。みんな壊れてしまえばいい。閉鎖病棟に入院するレベル。それでも無理をして仕事に行かなければならない。先生、僕もう無理かも。死にたい気持ちしかない。


今日はひとつのことしかできない。


電車の中で眠った。道をうつむいて歩いた。いつものカフェに来ている。クロワッサンとブリオッシュ系のパンとアマンディーヌとじゃがいものスープとラテでひとりランチ。食欲がまったくない。朝パンを食べたばかりだし。今日は髪を切る。それだけできたらいい。途中クリニックに寄り道した。先生はがんばっている。先生から力をもらいたいと思った。カフェに着いてすぐにデパスを2錠。馴染みの店員さんと言葉を交わして、少し気持ちが落ち着いてきた。ひどく疲れている。まったりしよう。今は休みの時間。


見知らぬ店員さんがいる。話してみると、東京にある別店舗から応援に来たと言う。自然な会話を交わした。こんなにも憂鬱な気持ちが、また少し軽くなった気がした。癒された。ここの店員さんたちは雰囲気がどことなく似ている感じがする。言葉を交わすと癒される。もうひとつのこともがんばれそうかも。単純だね。純粋だね。小さな幸せかな。


朝家を出るときに、路上で大声でわめき散らしたい衝動に駆られた。代わりに目に止まった雪を蹴ることで、それは避けることができた。神経症の段階でなく、明らかに精神病の段階にある。いつどうなっても不思議じゃない。先生に悪い報告をしなければならなくなってしまった。


自分へのごほうびだな。去年と同じ。ものでは満たされないけれど。


久しぶりに服を買った。春服。まだ春は来ない。春が来るまで生きていられるかすらわからない。無事に髪を切ることができた。いつものカフェで初めて会った店員さんと言葉を交わしたことが、憂鬱だった僕の心を変えた。それでふたつのことができたのです。疲れた。本当に疲れた。だけど確かに得るものがあった。まだ休みの時間。まだ休みの時間。まだ休みの時間。先生によい報告をするために僕はがんばる。いつか報われると信じて。すべては自分の脳内で起きている。何かいいことがある。いつでもそこに向かっているはず。小さな幸せ探しの旅に出よう。


死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい。おやすみなさい。二度と目覚めければいい。


泣き叫びたい。わめき散らしたい。発狂寸前。死にたい気持ち。もう休みの日は終わる。また地獄の日々が始まる。苦しむために生きているだけ。何の意味もない。ただ苦しい。それだけ。


明日が来るのが怖くて眠る気にならない。ずっと夜のままならいいのに。もう限界だよ。すべて終わりにしたい。