妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。眠い。すべては先生に会うために。


サービスエリアのドトールで、ホットのカフェラテとマドレーヌとブラウニーを買った。ブラウニーはいらない。バウムクーヘンのほうがいい。眠い。僕は病気持ちのエリート。僕なりによくやっている。先生だけは認めてくれる。もうすぐ先生に会える。少しずつ気持ちを高めていく。


いつものカフェに来ました。アイスラテと練乳クリームのパンでひとりお茶。カウンター席で一寸休もうと思ったら、隣に僕の嫌いなタイプの客が来てしまった。二階の席にしておけばよかった…ここは臨機応変に。大丈夫、今の僕ならできるはず。居心地は自分で作る。僕には先生がいるんだ。


カメルーンのアイスラテおいしい。半分夢心地。眠くてたまらない。自分の世界に入り込む。楽しい世界。


スパゲッティのカフェに来てます。やはり居心地が悪くて、お茶を終えるとすぐに移動してきた。いつものカウンター席でひとりランチ。イワシのスパゲッティ。赤ワイン。前菜とパン。ラテ。イワシのスパゲッティはイワシのフレーク状にしたのと、トマトとナッツとレーズンの入った不思議なものだった。おいしかった。赤ワインはシラーメインの甘くて強い味。アルコール度数も高め。なかなか好み。お腹が満たされて、より一層の眠気にまどろむ。


またいつものカフェに来ました。今度はいつもの二階のお気に入りの椅子に座る。苺のショートケーキとラテでひとりお茶。暑くなってきた。日差しが出てきたせいと、アルコールのせい。アイスラテにしようかと思ったけれど、ホットのラテも飲み納めしておかないとと思い直した。やはり真実は聞く気にならない。知らなくていいこと、知らないほうが幸せなことってあるんだよ。


電車ギリギリ間に合った…疲れた…体に悪い。時間に余裕を持って行動しないと。まあ結果的にはよかった。もうはしごカフェをする機会も限られる。今のうちに楽しんでおきたい。心の準備だけはしておく。多少のリスクを負えるのは健康な証拠だ。僕はまだ死んでない。


最初にクリニックに行ったんだった。先生と楽しいお話ができた。心が通っている感じがした。先生もがんばっているから、僕もがんばろうと素直に思える。考えの基本的なところはかなり近いと思う。先生と話すといつも、僕はひとりじゃないと感じる。この世の中に先生みたいなひとがいるんだと安心する。それを確認するためにお話しているとも言えるだろう。