妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

形跡4。右の頬をひどくかいて汁が固まっている。二度寝を繰り返した。気持ちは落ちている。


デパスは所詮御守りに過ぎない。アルコールのほうが即効性がある。


あー人が多い。嫌い嫌い嫌い嫌い。


はぁ…疲れた。走ることになってしまった。タイミングが悪い。客が多くて、お別れのあいさつもおざなり。言葉にすると嘘っぽくなるから逆によかったかも。しかし忙しすぎた。不意に渡されたカードに書いた文字は、どれだけ僕の気持ちを伝えてくれるだろうか。人が多いと心が乱される。言いようのない孤独感に苛まれる。店員さんたちは忙しいながらも気を使ってくれたようだ。どうしてこんなに人が来たんだろうか。いつも来ないくせに。一度も来たことないくせに。僕はまだつながっていられる。居場所はなくしていない。余り慌ただしく終わってしまって、感慨にひたる余裕すらない。感傷は後からやって来るはずだ。


今日のひとりランチ。生ハムのサンドイッチ。サラダとじゃがいものスープ付き。アイスラテ。ベイクドチーズケーキとシュークリーム。サンドイッチに付くゼリーは、いつものそれでなく、アイスクリームにフルーツヨーグルトの少しかかったスペシャルバージョン。いつものカフェの最後のひとりランチ。


何一つ面白いことなどない。何も楽しくない。死ぬまで労働して終わり。それだけ。


つまらないから寝る。最低だな。