妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

どうにか早起きしたので街に出てきました。ドトールに来てます。ミラノサンドBとアメリカンで遅い朝食。他人のくだらない会話が耳に障る。思考停止の愚民。何故自分で考えようとしないのか。店内の冷房が効きすぎている。朝から鼻炎なので余計に寒く感じる。昨晩は朝まで起きずに眠れたけど、寝ている間に掻いたかすかな記憶と小さくない形跡が残されていた。眠れたからましか。完璧を求めても苦しくなるだけだ。しかしたまには気持ちよく目覚めたいものだが。病気だから仕方ないか。先生は当直明けかな。先生とお揃いで僕もがんばろう。僕には先生がいる。僕はひとりじゃない。


いつものカフェに来てます。クロワッサンとチョコの入ったクロワッサンとラテで暗いひとりランチ。ここは空調は入れていないようでちょうどいい室温で心地よい。かなり久しぶりにチョコを口にしたのだが、やはりもうしばらくはいいかなという感じ。甘いものを避けていると味覚が過剰になって「甘すぎる」と感じてしまうようだ。今日のクロワッサンはいつもよりやけにサクサクしていた。気持ちは落ちている。自己に対する破壊衝動が生まれた。自分を壊すために悪趣味に走ろうと思う。きれいなものは偽り。汚いものこそ真実なのだ。目を背けてはならない。あえて見ることによって自分を汚し、壊す。そうして悪趣味を楽しむ。普通のやり方で楽しめないのなら別のやり方を考えればよい。楽しみ方に正しいとか間違っているとかないのだから。とにかく楽しめたらそれでいい。


桜か…みんなそんなにお花見したいのかね。僕はまったく興味がないのだが。それはきっとひとりだから。一緒にお花見に行くひとがいないから。はぁ…店員さんと言葉を交わしても話題がこれでは逆に鬱になる。まあ内容はどうでもいいか。店員さんと言葉を交わすことに意味があるのだから。どうせ気持ちの上がるきっかけなんて簡単に見つからない。ずっと家にいるよりはましなだけだ。先生と一緒にお花見に行きたい。いや別にお花見に行きたいとは思わない。先生と一緒に同じ時間と空間を共有したいだけ。桜なんてどうでもいい。桜の樹の下には死体が埋まっているのだ。


曜日感覚がおかしくなっていた。先生は今夜当直なんだ。明後日は通院日。天気がよくないみたい。雨さえ降らなければいいのだが。傘はさしたくない。明日は家にいる。先生の依頼を完成させる。依頼があると通院日が来るのが早いような気がする。これも『依頼効果』だろうか。


久しぶりにヘッドホンに夢中になってしまった。ポータブル環境でも十分に楽しめる。iPod-STEPDANCE-HD25。気力のあるときだけの楽しみ。気力が出てきたのはどういう訳だろう。気持ちは上がったら下がるものなので気を付けたい。調子に乗りすぎないように。たまにはいいんだけどね、本当は。