妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

足を弛緩させるとうまく歩けない。力を入れると硬直してうまく歩けない。足元がおぼつかない。


足に力を入れないと立っていられない。力を入れると足がガクガク震える。


新しいマフラーを巻いて外に出た。昨晩降った雪が少し残っている。白い道を選んで歩く。キュキュという足音が心地よい。今日は土曜日か。今の僕には曜日は関係ない。自由な人間。朝悪かった体調もだいぶよくなってきた。天気もよい。やはり夏より冬のほうが好きだ。モコモコした服とか。ホットコーヒー牛乳とか。


ドトールでカフェモカとレタスドッグを食す。電車のなかで対面のシートに座った若干幼さの残る中高生の女の子のふとももが白かった。『まるで雪のようだ。』と思わなかった。ああ女の子と遊びたい。


街には可愛い女の子がたくさんいるなあ。こうして椅子に座ってコーヒーを飲んでいる。この限られた視点からでももう幾人も見た。これらのうちの一人だけでよいのだ。たった一人の女の子と一緒に『生』というものを感じたい。できれば最期に『死』というものも。たった一人だけ。女の子。


先生との約束の時間まであと2時間か。街をふらつくか。


カフェに来た。ジンジャーティーなるものが外に置かれたメニューに書いてあったので試しに頼んでみた。ケーキも一緒に。まあミルクなしのチャイなわけだが。ポットで出てきたので一杯目はレモンとはちみつで。二杯目は何も入れずにストレートで。やっぱり何も入れないほうが好きだな。紅茶本来の味がする。これは紅茶自体がおいしいということの証明でもあるのだが。そして生姜。少し刺激的で一気に体が暖まる。ほかほか。まったり。今日のように寒い日にはぴったりだね。試してみてよかった。馴染みの店員さんとも普通にコミュニケーション取れたし体調はまずまずかな。さっきドトールを出てカフェに入るまでの道程は死にたい気分だったけど。食欲がなくなってきたな。また痩せてしまいそうだ。


ジンジャーティーにシナモンも入ってそうだな。そうなると本当にミルクのないチャイだな。かなり温まった。体も心も。


少しばかり躁状態かも。


またドトールに来た。カフェモカとレタスドッグ。そろそろカフェモカも飽きてきたかな。てかドトール自体飽きてきたのかも。ほとんど電車の待ち時間に使っているに過ぎないもんね。でも居心地は悪くない。慣れただけなのかもしれんが。


やっぱり外に出ないと出会いはないよなあ。まあ外に出てもない訳だが。今のところ。兆しすら感じられない。出会いというのは突然何の前触れもなく訪れるものなのだろうか。出会いたいという気持ちさえ持っていれば。他人を拒否するオーラを出さずにむしろどんな他人でも受け入れる包容力が滲み出るような雰囲気でいれば自然と自分の周りに他人が集まってくるのだろうか。無防備。無警戒。他人に対する恐怖。自己防衛本能。人間不信。生存本能。


若い女のお肉食べたい。お肉ちょうだい。可愛い女の子のお肉ちょうだい。


5時でもう暗いのか…眠い。


ああ疲れた。歩きすぎた。あとS/mileageのCDとDVDが届いて封を開けて並べるのに手間取った。なっきぃの写真集も一通り見てみた。少女と大人。幼さと色気。やっぱりスタイルいいね。なっきぃらしいカットが多くてよかった。DVDも楽しみ。写真集買ったのもひさしぶりだな。℃-ute自体にはすっかり興味を喪失してしまったけど。アイドルが変わればヲタも変わる。今しかないこの瞬間が本当に貴重なんだと実感する。


もう眠くなってきたから寝るか。明日はやりたいことをしてまったり過ごそう。少しずつ生きる気力が出てきた気がする。