妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

昨晩は一度も起きずに眠れた。今朝は二度寝を繰り返して10時半前に起きた。客人が来るために僕は自室で軟禁状態です。本当は挨拶して普通に話せればよいのだけど、今は負担が大きくて無理しないとできそうにないので許してもらいたいと思う。劣等感に苛まれるのが怖い。自分とは世界が違う人達だから関わりたくない。自分の惨めさを思い知ることが恐ろしいのです。逃げている。その通り。だけど嫌な気持ちがあるうちは無理をする必要はないと思う。復活して自分に自信を取り戻せたら、逃げも隠れもせずに堂々と自然に会うことができるはずです。それまでは甘えることを許してほしい。僕は弱い。でも病気だから。今だけは許して下さい。


こんなことなら早起きして街に出かけたほうがよかったな。いつものカフェでまったり過ごしていたかった。安心できる僕の居場所。息苦しいよ。来るのか来ないのかはっきりしないし、時間もコロコロ変わるしで結局動く気にならなかった。予定が急に変わるのはかなりストレスになる。気持ちがついていかなくてパニックになるのです。もう疲れた。ここからすべてが嫌になってくる。死にたくなるほどに。


お腹すいたな…何故ひもじい思いをしているのだろう。お昼の時間なんて最悪なときに来るんだもんな。まあ僕が悪いんだけどさ。病気だから。全部僕のせいなんだ。自業自得だね。自分の部屋で息を殺しているのもストレスになるな。仕方ない。疲れたな。無職あるいは休職中で実家にいる人間は、大体みんな同じような思いをしているのかな。普通は家から出て働かなければならない。家にいる自分が悪い。働けない自分が悪い。自己嫌悪が募るばかりです。


ようやく食事にありつけた。もう二時です。まだ足りない。少し胃が締め付けられるような感じがする。これは憂鬱な気持ちのせいか知らん。もうこんな思いをするのは懲り懲りです。こんな惨めな思いは二度としたくない。自業自得です。だけど病気のせい。それなら僕は悪くないか。つまらない。早く解放されたい。


静かになったから客人が帰ったのかと思ったらまだ居た…あぶねー。眠くてたぶん少し椅子に座ったままうたた寝していた。眠気のせいで何だかどうでもよくなってきた。本来隠れる必要なんてないわけだし。俺はエリート。今だって気持ち次第で自信を持つこともできる。無理をするならやめておいたほうが無難だというに過ぎない。安全策です。まだお腹が満たされない。早く階下に降りてランチの続きをしたい。


なかなか帰らないからいい加減腹が立ってきた。最初はすぐ帰るようなこと言ってたのに。すべてが二転三転してまったく信用できない。こういうふうにされるのが一番負担になるんだ。決まった時間に来て決まった時間に帰ってほしい。健康な普通の人達に合わせて臨機応変に対応することなんてできない。頭が痛くなってきた。何故病気持ちのほうが気を使わなければならないのだ。みんなが敵に見える。普通の人達と関わりたくない。やっぱり自分が惨めになる。


最悪な一日だな…死にたくなる。歳を取るごとに生きにくくなっていく。病気持ちは悲惨なものだな。みんなから邪魔者扱いされているような気持ち。みんなから死ねと言われているような感じ。薬飲みたい。


もう暗くなるのに…普通の人達の考えることはよくわからない。迷惑とか考えろよ。もうカーテンを閉めて夕食の準備をするんだ。こんなにストレスが溜まるのは『いつも通り』じゃないからだと気付いた。ずっと部屋に閉じ込められて気分が悪くなってきた。勘弁してくれ…


両方のこめかみが少し痒くて眠る気になれないでいた。ヒゲを短くして気を紛らせた。痒みは治まったみたい。明日は早起きできたら街に出かけたいと思う。今日は疲れた。朝まで安らかに眠らせてほしい。


現在午前3時28分。頭を掻いて起きた。起きたのはたぶん2時40分くらいかな。眠りに落ちていた。頭を掻きながら目が覚めた。力を抜くという方法のおかげで惨状にならなくて済みました。もう意識しなくても無意識のときでも自然にできるようになったみたい。顔と手を少し掻いた形跡があるので、それによって頭の痒みが誘発されたのだと思う。寝る前に痒くなったら一旦治まっても結局はこうなる。大体わかってきたような気がする。続かなかったことが精神的なダメージになる。気力が奪われて何もしたくなくなってしまう。なかなか生き地獄から抜け出せない。もう少しのところまで来ているはずなのに。自分が可哀想になります。泣きたい気持ち。だけどまだ頑張れそう。先生がいるから。ひとりじゃないからまだ闘える。最期まで諦めたくない。