妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

7時に起きた。おはよう。寝ている間に左手首を掻き壊してTシャツが血だらけだ。


暑い…暑すぎる。病院へ向かう。薬を変えてもらうため。まあどうせ暇だしね。先生と話すネタもろくに考えてないんだけど。駅まで歩きながら少し考えてきた。ハイになる薬じゃなくフラットになる薬が欲しい。もらえるだろうか。
エログロナンセンス。不条理。醜いものは美しい。


予約した診察時間までドトールで暇を潰す。いつも通り。なのに無駄に混んでる。僕の指定席に座れなかった。Alice in Chainsを聴きながらアイスハニーカフェオレを飲む。千奈美iPod-Image S4の組み合わせでつ。このイヤホンはすっかりお気に入りになったよ。装着も簡単だし耳も痛くならないし。何より聴いていて楽しい。カナルにビビりすぎてた。まあアトピー持ちだから直接肌に触れるものに関しては慎重にならざるを得ないよね。イヤホンはスパイラルしなくて済みそうだ。ヘッドホンはD7000とか欲しいけど。CDPやHPAは現状維持でいいような気がしてきた。家具とか雑貨とか買いたいものは他にもあるし。最近物欲が出てきたな。趣味を楽しめるようになってきた。仕事さえなければすべては順調なのに。仕事さえなければ。苦しいことも楽しむなんてできるわけねーだろバカ。苦しいことはいつまでたっても苦しいままだ。楽しいことは楽しくなくなることがあるのにね。まったくナンセンス。不条理だ。


いつものインドカレー屋に来たよ。混んでる。ダメだ。今素面な感じになってる。薬がまったく効いてない感じ。これはきつい。さっきまでと明らかに違ってる。劣等感が。おどおど。おどおど。ニヤニヤ。ニヤニヤ。恐い。怖い。オニオンスープウマー。落ち着くんだ。ここは安心な居場所だ。


汗で首が痒すぎる。外出るといつもそうだ。なんかすげーイライラする。虚しい。死にたくなる。さっきぶつかってきたクズにぶっ殺すぞ!と叫んだ。心の中で。もっと他人に気を使え。もっと周りに気を配れ。他人は敵だぞ。分かっているね。ダメだ今日も体調悪い。アモキサンは合わなかった。レキソタン可愛いよレキソタン


病院行って疲れたな…今日はほとんど聞き役だったし。やっぱりちゃんとネタを用意していかないとダメだ。まあたまには先生の話を聞くのもいいんだけどね。精神科医もずっと聞き役じゃあ疲れるよね。今日の先生は軽く躁入ってたっぽい。きっとそうだ。先生もキチガイ。僕もキチガイ。忘れてた。しかしやっぱり疲れた…癒しが欲しい。


あー。はろー。はろー。はうろー。…。


僕が先生のカウンセラーになるよ。


冗談って信頼関係がないと成り立たないんだよ。だから僕は他人からの心無い冗談を真に受ける。本気で傷付く。


同じじゃないけど波長が合う。相性がいい。共感する部分もある。違ってるところもある。特殊な関係。限られた少しの情報。ミステリアス。好奇心。すべてを知りたいようで本当は知りたくないような気持ちはどうして。妄想で作られた彼女と現実の彼女は一致しない。それを知ってる。だから怖い。少しずつ辻褄を合わせて気付かない振りをする。不一致に気付かない振り。自分が気付かない振りをしていることにすら気付かない振りをする。これでうまくいく。妄想と現実が交わる。彼女はやっぱり僕の思った通りのひとだ。


自分はどこに向かうのか。自分はどこに居るのか。自分は死んでいるのか。自分は生きているのか。自分は何物なのか。自分は何をしてきたのだ。自分は何をすべきなのだ。自分は何がしたいのか。自分は何ができるのだ。自分は死に向かうのだ。自分は死の世界に居るのだ。自分は生きているのだ。自分は死んでいるのだ。自分はキチガイなのだ。自分は楽しいことをしてきたのか。自分は苦しいことをすべきなのか。自分は楽しいことがしたいのだ。自分は苦しいことができるのか。