妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

街に出るために電車に乗ったよ。観光客で混んでる。不快だ。iPodに繋いだImage S4を耳の穴に突っこんでごまかす。外は暑い。体力が奪われていく。シャツのインナーに着た新しいタンクトップはなかなか着心地がよい。いい買い物をした。


いつものようにドトールに来ている。アイスハニーカフェオレとレッドスパイシードッグとツナと野菜のカンパーニュを注文した。早めのお昼にしたのだ。インドカレー屋は月曜日に行ったばかりだし今週は家でもカレー食べたからインドカレー屋に行く気がしなかったんだ。診察の予約時間まで1時間半まったりと過ごすよ。パンを食べ終わったら音楽を聴きながらぼんやりしていようか。人が多くて疲れる。


病院行ってきたよ。入り口の廊下で待合用の椅子に座ってお昼食べてる女子高生2人組がいた。そこ患者が座るとこだから。君達みたいな健康な少女が座るとこぢゃないから。性的にお仕置きしてやりたかったけど許してあげちゃった。あー先生の話聞いてるとお酒飲みたくなっちゃうよ。てか先生とお酒飲みたい。朝まで語り明かしたいな。


はぁ…いつもパンを買うお店で初めてコーヒーを飲んでいる。アイスカフェオレとモンブランのケーキセット。一人掛けの小さなソファが意外と座り心地よくて居心地いい。隣の席では健康そうな女学生が二人。ランチを食べながらお話している。一人の子は可愛いアニメ声で耳が癒される。たまにはこういう場所でくつろぐのも悪くない。アモキサンのふわふわした気持ちいい躁状態だったら挨拶くらい交わせるだろうか。無理か。あー合法的に健康な少女が僕の生活に交渉をもってくる方法はないものか。違法的な方法すらたとえ違法でないとしても無理だろうけど。あーなんか気持ちに余裕が出てくると楽しくなるけど外に出るとやっぱり楽しめないことに気付いて虚しくなるんだよね。やっぱりつまらなくなって生きる気がしなくなる。現実は厳しい。よく考えたら楽しいと思えるのは現実から逃避しているときだけだ。変わったつもりでも変わってないのかも。脳内では変わったけど現実では変わっていない。社会不適合者のまま。ここまでネガティブに考えてもそれほど落ち込まないというところにやっぱり変化を感じるな。そろそろ思考に疲れた。健康な少女達もすでに帰ってしまった。


このカフェはなかなか落ち着くなぁ。席も少し奥まった場所で左側と後ろが壁に挟まれている。広い空間は不安になるからね。照明も暗めで雰囲気もよい。僕の部屋もこんな感じにしたいな。しかもこの時間は禁煙だって!これは素晴らしい。僕は世界的な嫌煙家だからね。なんか何時間でもいられそうだな。このソファ座り心地もいいしフィット感もいいしコンパクトでデザインもシンプルながらセンスがよくて可愛いしお気に入りだな。売ってたら買おうかな。このお店はインテリアも扱っているのだ。勇気を出して店内でお茶をしてよかったな。思いがけず収穫があった。まったりと癒しの時を過ごすことができた。毎週精神科の帰りに通おうかな。ドトール→精神科→インドカレー屋→カフェ。なかなかいいじゃないか。土曜日が楽しみになってきた。金曜日の夜はワインとピザーラで一人パーティーだし。これで僕も脳内リア充の仲間入りができそうだ。脳内が充実していれば現実も充実する。すなわち脳内リア充


なんかテンション上がってきた。というか気持ちが満たされている。これが生きてるって感じだ。呼吸をしている。心臓が鼓動している。俺は今確かに生きている!


うぐぅ…お金使いすぎたかな。パンと雑貨とミニショルダーバッグとコーヒー豆買ったら財布の中がほとんど空になってしまった。カフェで気に入ったソファはどこで売ってるのかわからなかった。たぶん家具に力を入れている他店舗にあるのだと思う。ここはカフェ中心の店だから。バッグは服屋でコーヒー豆は別のカフェでそれぞれ買った。こうして見ると結構いいお店もあるじゃないか。ネットで買えないものもある。田舎でも楽しめる場所は探せばまだまだありそうだ。まあ本当の田舎はホントに何もなくて何も楽しいことがないんだけどね。特に暗黒地獄のある場所は最悪だ。アパートの部屋しか楽しめる居場所がない。今日は疲れた。新しい友達が欲しい。一緒に遊ぶ友達が欲しい。


人間観察する眼が鋭くなってきた気がする。なんか他人の醜いところばかりが見えてきて誰も信じることができそうにない。すべてを見透かしてしまいそうで恐いような。見たくないような。でも見たいような。見なくてはいられないような。もっけが見えることで苦しむ静流になった気分。見たくもないのに見なくていいものが見える。


先生は僕の妄想の中の住人なのかもしれない。診察室は現実逃避する場所。会話の内容は現実ではなく妄想の世界の出来事について。現実の世界で僕と話ができる人間はひとりもいない。


僕の妄想の中の先生と現実の中の先生とは意外と小さくないギャップがあるのかもしれない。現実の先生は思ったよりまともで普通の人間かも。現実の中の先生の情報が少なすぎるから妄想の中の先生の情報のほうが圧倒的に多くなってしまう。それでギャップが生じるのだ。ギャップを埋めるのは現実的に難しい。失敗したら自殺に追い込まれるリスクが高い。成り行きに身を任せるのがいい。


幼さと大人っぽさが同居している女性が好きだ。言いかえるとつまりはロリコンというわけだ。


僕はアドリブに弱い。


おやすみ。