妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街まで来ました。銀行と郵便局に寄ってからドトールに来てます。オレンジジュース。外は暑くて歩くのが疲れる。真夏の暑さとは違うのだけどやはり暑いものは暑い。残暑です。
昨晩は寝ているあいだに頭を掻いたことに気付いて起きようと思ったけど眠気に負けてそのまま朝まで寝ました。早起きはできたのですが惨状がひどすぎて目を疑うような光景がそこにありました。なので気持ちはかなり落ち込んでいます。朝の準備に二時間もかかりました。こんな精神状態では仕事なんてできるはずもなく、デパスを飲んで早めに街に出かけました。今は気持ちは少しはましになってきました。病気だから仕方ないし、このくらいの惨状は今までにもあったから。これからインドカレー屋でお昼を食べて、診察予約時間までいつものカフェで過ごすつもり。先生にたっぷり癒してもらう。


インドカレー屋に来ました。近道の坂道を通ってきたので疲れました。日替わりのカレーにしてみました。どんな味なのか楽しみです。まだ今日は薬とサプリとオレンジジュースと水しか口にしていない。食べ物はまったく食べていないのです。おいしいランチを食べたらテンションも上がってくるはず。少しずつ気持ちを高めて先生とのお話に備えます。落ちた気持ちのままでは楽しめないからね。


カレー食べたらさらに暑くなってきた…いつものカフェに来ました。カフェラテ。あえてアイスでなくホットにしました。さっきのインドカレー屋ではホットの紅茶を飲みました。あまり冷たいものばかり飲むのもよくないからね。お腹が満たされてやはり気持ちが上がってきました。診察予約時間まであと30分。まったり過ごします。


ドトールインドカレー屋→カフェ→精神科→ドトール。アイスカフェラテ。あまりの暑さに耐えかねて冷たい飲み物で体の熱を冷ます。精神科は珍しくすぐに呼ばれた。今日は先生が話したがったなぁ。まあ僕が話を振ったからというのもあるかも知れないけど。先生のペースに飲まれてしまって、すっかり聞き役になっていた。もちろん僕が話したいことは話せたからいいんだけど。時間大丈夫?とこっちが心配するほどで少し暴走気味だったかも。半分は僕の話を聞いてもらって半分は先生のお話を聞くというのが僕の理想の診察なので、それに近いと言えば近いのだけど少し違うと言えば違う。
薬を出すだけの診察じゃ意味がない。二週間に一度は先生とお話しないと駄目になってしまう。今回薬を多めに処方してもらった関係で三週間後の診察になりそうになったけど、粘って事務のお姉さんに無理を言って二週間後に予約を入れてもらったのです。僕の指定席をなくしてから不便になってしまった。けれど仕方ないよ。特別扱いは許されないから。僕は先生の患者のひとりに過ぎない。それは当然のことです。先生の患者でなくなっても先生とお話できる関係になれたらいいのに。


はぁ…しかし疲れたな。二週間と三日ぶりの外出だもんね。街の中をかなり歩いたし、家族以外のひとと話すのも久しぶりだった。僕は何処へ行くのか。何処に向かっているのだろう。先生とお話して生きていく気力を補充した。とても癒されたよ。また以前のようにお話できるようになった。自然に元通りになれたのです。やっぱり自然が一番だね。無理したり不自然なことをするからややこしくなる。基本は自然にまかせておいて時に自分で微調整する。何もしない訳ではなく余計なことはしないということ。それで大概のことはうまくいくはず。アトピーの調子さえよくなれば僕は何でもできそうな気がする。


南インド風のカレーは苦手かも。これからは普通のメニューにしようかな。無難なものを好むようになってきた。冒険することがなくなった。もうおっさんの年齢。掛布ですよ。やはり転職は難しいか。新しい道は困難を極めるだろう。とはいえ復帰も難しいけどね…生きることそれ自体が難しい時代だよ。


おでこからこめかみにかけて猛烈な痒み。疲れているからもう寝たいのに眠れない。アレロックを飲んだのに。まあ期待はしないで試してみるだけだから。それにいきなり効いたらそれはそれで怖いからね。まだ一日目だ。だけどこんなに痒くならなくてもいいと思うのだが。そう簡単には生き地獄から逃れることはできそうにないようだ。ガーゼをあてて応急処置をしました。よいのか悪いのかわからない方法ですが他に痒みを落ち着かせる方法が見つからないのでこうするしかない。痒みが治まったらガーゼをはずしてから寝たほうがいいかも。首も痒い。昼間汗をかいたせいだろうか。首から上は基本的にどうしようもない。ステロイドが効かないからほっとくしかない。
というかアレロック一日目くらい少しは効いてくれよ。これではこの先期待できそうもない。期待しないとかいっても実際飲むからには期待してしまうのだから。過度な期待は禁物だが少しの期待はするよ。眠いのに痒くて眠れないのが最高につらい。すべてから逃げるために死にたくなる。痒みから逃げるため。生きることから逃れるため。先生助けてよ。こんなとき傍にいてくれるひとなんて誰もいない。結局僕は独り。街に出かけた夜は痒くなることが多い気がする。汗のせいか。先生に癒してもらったのに何故なんだ。自分の無力さを思い知る。僕は弱い病気持ち。当たり前のことさえできない欠陥人間。生きる能力を欠いた社会不適合者。