妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

それなりに早起きできたので街に出かけます。それなりの用事もあるので。昨晩は寝る前も痒くならず朝まで掻いて起きることなく眠ることができました。寝ているあいだに顔を掻いてしまった形跡が残っていたけど気にしません。昨日はお風呂から出たあとに顔を化粧水で保湿したのですがよかったのか悪かったのか分かりません。寝る前を見ればよかったけれど寝ているあいだを見れば悪かったのかも知れない。まあ何が原因で掻いてしまうのかも分からないのだから考えても無意味なことかも。外は太陽の光が暖かい。風は少し冷たい。体感温度は実際の気温よりも高いようです。家を出るときに服を迷いましたが結局いつものスタイルになりました。早めに帰れば寒い思いをしなくて済みそうです。日が落ちる前に帰りたい。


この前ジーンズを衝動買いした服屋に行って裾上げをお願いしたら500円取られて仕上がりも一週間から10日かかるって…洗うと縮むから家で洗ってから持ってきて下さいって向こうから言ったのだから、当然裾上げは前提で別にお金なんて取るはずないと思っていた。というか想像すらしていなかった。それから裾上げごときにそんなに時間がかかるなんてまったく信じることができない。もうこのお店のイメージが最悪になった。品揃えは悪いはサービスは悪いはで全然駄目だ。まあもう行くことはあったとしてもお金を落とすことは絶対にないな。僕の居場所ではない。
いつものカフェに来てます。やっぱり落ち着く。クロワッサンとあんパンとカフェラテで遅めのひとりランチ。食欲がないからこれだけで満たされる。ランチメニューもあるのだけど高いし何より食欲がないから多すぎるのです。パンをイートインしてカフェラテと一緒に食べるのが、お金にとってもお腹にとってもバランスがよい。食後にレキソタン。さっきまでの嫌な気持ちがなくなって、安心した心地よい気持ちになってきました。やはりここは僕の居場所。最近早起きして街に出かけることが多くなってきたので自信になります。アトピーの調子はよくならないけれど、前を向いて病気持ちなりに少しずつ歩けている気がしています。いい感じです。


疲れた。だが心地よい疲れだ。ふたつの用事はひとつしか終えることができなかった。いやひとつ終えることができたと考えよう。無理にでも前向きに。物欲が出てきた。ということはテンションが上がっているということ。気持ちが上がると欲が出てくるのです。欲というものは『生』に繋がるものだと考える。死と反対の意味での生。死にたいと思えば何も欲しがることなんてないのです。生きるからこそ何かを欲しいと思える。欲というのは生を前提としているのです。
やはりテンションを上げるのに薬はいらない。自分の居場所で過ごすだけで気持ちは上がる。好きな音楽を聴くことも同様です。好きな音楽を流せばその空間は自分の安心できる居場所となる。外の世界は自分の居場所ではない。特に仕事はそうです。だから無理をしなければならない。安心できないから不安を和らげるために薬を飲まなければならない。薬を飲んで自分の脳に嘘をつくのです。そうしなければ外の世界で生きていけない。だけどそうすれば外の世界で生きていけるはず。


復活という言葉を口にするのはまだ早い。だけど少しずつそこに向かって歩いていきたい。そのときのために心の準備と『もの』の準備をする。苦痛に耐える自分へのごほうびをあげることも忘れてはならない。それは贅沢ではなく必要なことなのだから。自分の脳内を上手にコントロールするためには、苦しいことばかりでなく楽しいこともなくてはならない。苦しみは何処かから与えられるものですが、楽しみは自分で自分に与えなければ得ることができません。自分以外のところから与えられることがまったくない訳ではないけれど、その可能性は限りなくゼロに近いと思う。ならば自分自身で楽しみというものを与えるしかないのです。
ストレスをうまく発散することとも関係のあることだと思います。ストレスを感じることなく生きていくことは不可能なので、できるだけストレスを感じないようにすることと、受けたストレスがなるべく負担にならないように発散することが必要になります。あまりストイックになり過ぎずにそれなりに楽しいことがある生き方が望ましい。これもまたバランスの問題です。


くっそう…夕食前から顔が痒くてたまらない。おでこからこめかみにかけて。気持ちが落ちるのを必死にこらえている。痒みに耐えているうちに気力がなくなっていく。原因は何もないはずだが痒くなるからには何か原因があるのだろう。せっかく気持ちが上がったのに怒りが込み上げてくる。今夜は生き地獄。少しでも苦痛がましになるにはどうしたらいいだろうか。厳しいな。この病気はあまりに残酷です。死にたくなる病気ですから。痒みが落ち着くまで自分の心をどうにかして制御して気持ちが落ちるのを最小限に留めたい。


どうにか痒みは落ち着いたようです。これで寝ても安心という訳には当然行きませんが。お風呂から出ても痒みが治まらなかったのだけど、ずっとネットをして気を紛らわせていたらいつの間にか痒くなくなっていました。氷で冷やしたりせずに、ただほっとくだけで痒みが治まるのはある意味理想的です。まあ実際のところ完全に痒みがなくなった訳ではないのだけど、それなりに痒みが治まればそれでよしとするしかないのです。具体的には朝まで起きることなく眠ることができる程度の痒みになればそれでいい。寝ているあいだに掻いてしまうかも知れないけれど、それは無意識な状態でどうしようもないことなので病気だから仕方ないと前向きに諦めるのがよい。完璧なんてものはないのです。『なるべく、できるだけ、それなりに。』そう考えたほうが気持ちが楽になる。