妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

9時10分に出てもよさそうだな。乗車券を買いながら行くなら9時でいいか。高速バスは遅れることはあっても早く来ることはない。眠い…先生も眠いかな。お揃いの体調ならお互いに楽しめる。


のどが渇いたのでサービスエリアのドトールでアイスカフェラテを買って飲む。冷たいけれど甘くないから大丈夫。氷が多すぎる。サービスエリアに着くまで寝ていた。10分休憩して出発したら、降りるバス停まで起きていなければならない。ここで寝てしまうと降りそびれる危険が高い。地元の街に着いたら、いつものカフェでランチ→先生の待つクリニックの予定。


いつものカフェに来ました。やっぱりここは僕の居場所。店員さんが暖かく迎えてくれる。少し泣きそうな気持ち。帰ってきたという感じがする。海老と卵のサンドイッチのランチセットとラテでひとりランチ。まだ一週間も経っていないのに懐かしい味がする。苦しい時間は長い。楽しい時間はあっという間に過ぎる。静かで平和な空間。居心地のよさが眠気を誘う。もうすぐ先生に会える。


眠い…疲れた。先生と二週間会えないのか。また先生とお揃いで二週間がんばろうか。先生は相変わらず忙しそうだ。正直に本音を話してくれるからうれしい。実際うれしい言葉もたくさんもらった。仕事の話は最低限でよい。そういうことはなるべく話したくない。自分の中で消化する。先生とのお話は現実逃避に近い。現実のことだけど現実のことでない。脳内のこと。話しすぎて終盤疲れさえ覚えた。楽しい疲れなら大歓迎。癒してもらっているのは僕のほう。前回よりは体調がよさそうに見えた。いつも通り疲れている印象は受けたけど。書類も受け取ってもらえてよかった。自分が書きたいから書いただけ。それだけ先生に伝えたい気持ちが強かった。不思議な関係だね。お話ししてお互いに癒されたらまさに理想的。話疲れるほど話せる相手は先生しかいない。このために生きている。このために生きていく。


そういやパスタの話しなかったな。今度話そうか。それとも職場の街のことはあまり話したくないかな。気分次第だね。黒い空が明るくなってきた。不安定な天気。今の僕の心は安定している。眠気と疲れのせいで、低めのテンションで落ち着いている。


最初はやる気があったのに、段々惰性に変わり、何をしているのか見失ってしまう。何のためにとか分からなくなる。みんなそうかも。


先のことを考えると不安になる。発狂寸前になってデパスを飲んだ。家族の無理解のせい。せっかく先生に癒してもらったのに。しかしこれは持続的な癒しなので効果は続く。明日はきっと街に出て、いつものカフェでひとりランチ。せっかくのお休み。自分の居場所でまったり過ごしたい。