妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

眠れるだけましだなんて思えない。嫌いな言葉が頭から離れない。目覚ましの鳴る少し前に目が覚めて、時刻を確認してから寝直した。顔を掻いて汁が出た。水で顔を洗ったらしみた。たいしたことはない。でもやっぱり気持ちは落ち込む。天気は味方してくれるらしい。何も考えずにゆっくり過ごして癒されよう。陰気にやられているから、陽気が必要なんだ。


常識?厳しい?そんなの知ったことか。主観的な考えに過ぎない。こんなものに振り回されるほど、今僕の心は弱っているのです。


うまくいった。念のため。一応。


眠い…起きていないと乗り過ごしてしまう。


いつものカフェでいつものひとりランチ。もうケーキはよそうと思っていたけど、僕のためにシュークリームをこっそり取って置いてくれていたので、店員さんの恩を感じて追加した。店内は平日の平和な空気。ずっとここにいたい気もするけど早めに帰ります。これだけでもう癒された。やはりここは僕の居場所。明日もきっと来る。


帰り道にクリニックに寄ってみた。開いていた。先生はがんばっている。それを確認したかった。今の僕は弱っている。先生に甘えたいと思った。先生ががんばっているから、僕もがんばることができる。どうせいつかは死ぬ。それでも生きているうちは、できるだけ楽しみたい。言葉の通じる理解者に出会えてよかった。先生がいるから僕は救われる。まだ生きていけるような気がしている。欲を捨て多くを諦めて、それで僕は生きていこうと思う。


お風呂上がりの痒みはムヒをつけてどうにか掻かないように。痒みのピークはそのうち必ず過ぎるはず。それまで薬は最低限で手早く済ませる。しかし寝る前のこの時間、再び痒みを感じている…寝ている間に掻いてしまうのは必至。もうどうしようもない。いい加減疲れた。鬱がかなりひどい。もう何もかも終わりにしたい。