妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

外は蒸し暑い。歩くだけで疲れる。図書館の絵本コーナーに座る。何故だか妙に落ち着く感じがする。もう少しいつものカフェにいたかったのだが、居心地が悪くなったので早めに出てきた。電車の時間まで中途半端に余ってしまった。いつものカフェのいつものひとりランチでは、デザートに杏仁豆腐を注文した。おいしかった。甘いものはいつものカフェだけ。


先生の指輪。ドーナッツのリング。先生の十字架。先生には十字架のほうが似合う。だけど僕は先生の幸せを願う。だから応援したい。僕は先生の役に立ちたい。それで僕は生きている意味を知る。


左の頬から汁。寝ているときに流れているのが分かった。顔を洗ってしみなかったので、寝ている間に掻いた訳ではないようだ。起きずに朝まで眠れたからよしとするしかない。ようやく先生に会える。癒されたい。きっと癒されよう。


でも報われたい。やっぱり苦しみだけではつまらない。ステロイドを処方してもらった。少しは楽になるはずだ。アトピーの調子がよくなれば、気持ちも上向く。このままじゃ終われない。


うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


先生にカルテでなくメモに記して欲しい。


クリニック→いつものカフェ。これが僕の癒されコース。外は蒸し暑い。明日の天気が心配になってきた。安心していたのに…予報は当てにならない。この休みをきっかけに僕はきっと復活する。


いつものカフェでいつものひとりランチ。シュークリームを追加した。雨は朝のうちだけだった。運は悪くない。これから髪を切りに行く。レキソタンデパスを2錠ずつ。こういうときは薬に頼る。先生に頼る。一晩でアトピーの症状はすっかり落ち着いた。恐るべしステロイド。夢のような薬。しかし実際悪魔の薬。2、3日使って炎症が鎮まった後からが問題なんだ。自分でうまくコントロールしなければならない。ただ塗りたくればいいってもんじゃない。こちとら20年以上も悩んでるんじゃい。自分のことは自分が一番よく知ってる。まだ休みは終わってない。最後の最後まで楽しんで癒されよう。すべては自分の脳内で起きている。


ネットは最低限。本と音楽で癒されるほうがいい。


ロコイドクリームは微妙かも。あえて首だけにして顔には使わなかった。首は結局掻いていた。ムヒは一時的な痒み止めとしては有効だが、肌自体にはあまりよくないように思う。より一層乾燥するというか。薬の使い分けはほぼ完璧に近い。長年自分で人体実験を繰り返してきた成果。本当は中から治したい。表面だけ無理に抑えても根本的な解決にはならないから。だけど誤魔化しながらも仕事して生きていけるのなら仕方ないとも思う。


お腹はすくけど、食欲はない。飲み物を飲めばいいじゃない。


無事に髪を切ってきた。終わってみればたいしたことはない。傷はまだ癒え始めたばかり。油断は禁物。いつものカフェは一日一度だけのほうがよい気分のまま帰れる。外はまた雨が降りだした。疲れている。早く家でゆっくりしたい。


僕の居場所。馴染みの店員さんたちと自然に言葉を交わして癒された。昨晩一気読みしたI"sの影響で、恋愛に対する欲求が高まり始めている。実に健康的だ。眠い…薬が効いてきたか。漫画で現実逃避すると、漫画の世界と現実の世界との境界が曖昧になる。現実から逃れるためには、それくらいフィクションな世界に没入しなければならない。それはよいほうにも悪いほうにも転がる。どちらに行くかは自分次第。


明日アパートに戻るのが嫌で嫌で嫌で嫌でたまらない。最近毎週のように発狂寸前になってデパスを飲む。この調子では近いうちに駄目になりそう。こんな精神状態でもやるべきことをやらなければいけない。無理をしてでも今やらなければ後で苦しむことになる。逆に言えば今無理をすれば後が楽になる。楽しい時間なんてあっという間に終わる。残るのは虚しさのみ。疲れはまったく取れないまま次の週に突入する。生きづらい人間。先生…僕はどうしたらいいのかな?先生とお話したいよ。


やっぱり一時間。予定通りと言えば聞こえはよいが、どうしたってこれ以上は短縮できないんだと少し落ち込む。まあ週一だけだからいいか。せっかくボーナスが出たから何か欲しいものを買おうか知らん。お金のために働いているんだから。もう休みもおしまいか。何だか虚しくなる。僕の居場所で癒しの時間を過ごせたから充実していた。実際そんな風に思えないから苦しい。今週は4日だけでまた3連休だから、がんばってやるしかないか。はぁ…ひとりはつまらない。ひとりでは満たされない。ひとりだからいけないんだよ、きっと。孤独には慣れてもそれを楽しむことはできない。もうどうせ死ぬからどうでもいいや。おやすみなさい。