妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

いつものカフェに来ている。パンが買えなくて、もうどうでもいい気がしている。疲れている。いつものひとりランチを終えたら、髪を切りに行かなければならない。ゆっくりしている暇がない。心に余裕がなくて、早々にレキソタンデパスを飲んでしまった。気持ちは落ちている。寝ている間に顔を掻いた。形跡は少ないほうだったが。今日に限って…という気持ちがあった。昨夜の夕食は久しぶりにカレーだった。先週大丈夫だと家族に話したせい。僕のせい。それなのに母親に当たってしまって、僕は最低の男だと思う。食事のせいでないとしても、しばらくカレーは食べる気にならない。
今日はオフだけど、僕も先生と同じに死んでいる。髪を短くしたら気分が変わるかな。15以来の前髪を短くしただけで、世界が変わって見えるだろうか。ものの整理をしなくちゃ。それで心の整理もできるはず。いるもの、いらないもの。好きなもの、嫌いなもの。何もかも忘れて、ひたすら片付けに没頭しよう。落ち着いたら『サイドワーク』も徐々に考えていきたいと思っている。今の生活はつまらない。死んだように生きているなら、いっそ今すぐ死んだほうがましだ。死ぬまではちゃんと生きる。オンとオフの切り換えは思いの外難しいと感じている。


無事に髪を短くした。お盆前で混んでいて、タイミングを間違えたと思った。しかし僕には今日しかなかった。仕方ない。汗で首が痒い。気分は少し上がった。それでもう一度いつものカフェに行った。お茶をしようか迷ったけど、結局食パンを一斤買ってお店を後にした。外は暑くてぶっ倒れそうなほど。早く家に帰って休みたい。ルイボスティーで渇いた喉を潤したい。まだ休みの時間。やるべきこととやりたいことを済ませたい。クリニックに寄ったら閉まっていた。先生は10連休を取ったらしい。まあ夜勤とか講演とかその準備とかあるだろうけど。いずれにせよ診察から解放されるのは、精神的にかなり楽になるはずだ。オンとオフのバランス。先生はちゃんとできている。


はぁ…疲れた。毎週一時間の無駄な作業。週に一度ハサミで切っていても肌が荒れてしまう。これでヒゲソリなんか使ったら恐ろしいことになる。もっと早く始めたかった。そして早く終えたかった。今夜も発狂。ティッシュ箱に当たり散らした。デパスを飲んでも落ち着かない。薬を増やそうかなんてことも考えた。毎週こんなんで続くはずがない。限界はとうに超えている。死にたい。苦しんでまで生きる意味がわからないよ…